「芋虫的な未来」とは・・・
　日本の自然観・風土に合った持続可能な未来を考えるにあたって、芋虫のとある特徴が参考になるかもしれない。芋虫はとても気持ち悪く、どこに向かうかは各々の環境で異なるが、複数集まるとキャタピラ状になって、スピードを上げて目的地もなく進んでいくという謎の習性があります。
　中央集権、一極集中、資本主義や民主主義、反芋虫的なシステムを作り続けてきた近代以降の日本ですが、まずは脱近代を前提に、そういった「芋虫的なカタチ」を様々なシステムやインフラに再び呼び戻していくと、日本の未来がほんの少しでも明るくなるのではないかという仮説によるものです。

「Decentralized Caterpillar Committee」通称DCCは、「日本の自然観・風土に合った自立型のシステムやインフラを創造（醸成）し、一人一人のいのちが輝くような未来社会を実現する。」ことを目標に活動する謎のコミュニティです。
　もともとは、ど田舎に暮らしていた「とある百姓」とイエール大学助教授の成田悠輔さんが、一緒に日本の未来のインフラシステムのようなものを考え始めたところからスタートしたと言い伝えられています。
　最近では、成田悠輔さんの著書『22世紀の民主主義』で活動が言及されたり、過去にはとある自治体の市長に政策提言などを行ったりするなど、ひっそりと様々な取り組みをしています。